7月のフランス
この月の気候
7月、フランスでは待ちに待った夏休みが始まります。あちこちでヴァカンスのお客のために、いろいろな音楽祭や演劇祭が開かれます。
そして7月14日は「カトルズ・ジュイエ」として知られる、フランス共和国の成立を祝う建国記念日(Fête nationale française)です。フランス各地で記念の公式行事がおこなわれ、パリでは、凱旋門を背景に軍事パレードもあります。お堅い催しだけでなく、13日夜や14日夜は花火が盛大に打ち上げられ、各都市や地区の消防隊主宰のダンスパーティが開かれます。
もうこの時期になれば、フランスはどこに行っても天気は上々。それだけにホテルも道路も電車も混んでいるので、ちゃんと予約し、交通情報に注意するのが楽しくヴァカンスを過ごすコツです。
イベント
国際バロックオペラ祭 – ボーヌ(Féstival International d’Opera Baroque )
2019年 7月 5日- 28日
7月の週末はボーヌへ!
ノートルダム聖堂や施設院などが会場となり、オペラやコンサートなど多くの催しが企画されている。
www.festivalbeaune.com/
ツール・ド・フランス – フランス全土(Tour de France )
2019年 7月 6日- 28日
今年で106回目の開催となるツール・ド・フランスのスタートは、イギリス・ヨークシャー地方から。
日本でも年々人気が高くなってきた、このイベント。レースの背景に流れる美しい景色も、みどころの一つ。
www.letour.fr/
トロメニー・パルドン祭 – (Pardon de la Tromenie)
2019年 7月 14日
中世の装いを身にまとい、村をパレードする。周囲の景色とマッチしていて、まるでタイムスリップをしたかのような光景。
http://www.tourismebretagne.com/a-voir-a-faire/les-evenements/petite-tromenie-de-locronan
ジャズ・フェスティバル – 各地
ニース(Nice) 2019年 7月 16日- 7月 20日 nicejazzfestival.fr/
マルシアック(Marciac) 2019年 7月 25日- 8月 15日 www.jazzinmarciac.com/
旬のグルメ・食材
プラム(Prune)
この時期、フランスでは様々な種類のプラムが軒先に並ぶ。甘みが強いもの、酸味の強いもの、硬めのもの、熟したもの・・・自分好みのプラムを探してみるのも楽しい。
フサスグリ&カシス(Groseilles/Cassis)
家庭では、ママンがジャムを手作りする季節。フレッシュで熟した果実をマーケットで見つけたら、オリジナルのジャムを作ってみよう!
ラディッシュ(Radis)
日本では二十日大根と呼ばれる。皮の色は赤以外にも白、黄色、紫色などの色がある。
フランスでは、新鮮なラディッシュに無塩バターと天然塩をつけて食べる。
アーティチョーク(Artichaut)
紀元前から高級野菜として珍重され、最近では薬理作用(肝臓・腎臓)も注目されている野菜。開花寸前つぼみを茹でて、少し肉厚になった萼やつぼみの芯を食べる。でんぷん質が多く、食感はホクホクしている。
Je voudrais(ジュ・ヴドレ)réserver(レセルヴェ)une table(ウン・ターブル)
pour(プァ) 数字 personnes(ペーソン), s’il vous plaît.(スイル・ヴ・プレ)
「○人で予約したいのですが」
レストランの予約をするときに、使いましょう。因みにフランスの店はどこも禁煙です。