11月のフランス
この月の気候
冷え込む季節。
厚手のジャケット・コートに加え、マフラーや手袋・帽子やカイロがあると心強い。
カフェやレストランでは、身体が温まるショコラ・ショー(ホットココア)や煮込み料理を注文したくなる。
イベント
サロン・デュ・ショコラ – パリ(Salon du Chocolat)
2018年 10月 31日 ~ 11月 4日
世界が注目する チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。今年のテーマは「ショコラの魔法」。
今では世界各地で開催されているこのイベントですが、本場の賑わいを体感してみるのもこの時期ならでは!
http://www.salonduchocolat.fr/
栄光の三日間 – ボーヌ(Les Trois Glorieuses)
2018年 11月 16日 ~ 11月 18日
ブルゴーニュ地方で最も大きいワイン祭りがボーヌにて華やかに開催される。期間中は多くのワイナリーが開放されるため、年代ものや特級のワインが試飲できるチャンス。コスチュームに身を纏った騎士団や音楽隊、村人のダンスで町中が盛り上がる。ボーヌの施療院で行われるワインの競売も一見の価値あり。
http://www.beaune-tourisme.fr/
クリスマス・マーケット – 各地(Marché de Noël)
2018年 11月 中旬頃 ~ 1月初め
フランスはこの時期、クリスマスの賑わい一色。町歩きをすれば、美しく灯るイルミネーションに心が躍る。
各地で開催されるクリスマスマーケットでは、地方の民芸品や伝統菓子などが並び、思わず手に取りたくなる。
ホットワインを片手に、ぶらりと訪れてみよう。
旬のグルメ・食材
ポワローネギ(Poireau)
ネギの仲間ではあるが、日本のネギと比べると茎が太く、葉は硬く扁平で厚みがあり、切るとV字型になる。また、味も香りも”まろやか”でやさしい甘みがある。
白い部分は茹でてスープや煮込み、グラタン、キッシュなど様々な料理に使える万能食材。
パースニップ(Parsnip)
セリ科のニンジンに似た根菜で、味は淡白。甘みとわずかな苦味がある。煮くずれしないので、煮込み料理の食材としてよく用いられる。
古代ギリシャ時代から地中海周辺で食べられており、当時から食用だけではなく薬用としても重宝されてきた。
芽キャベツ(Chou de Bruxelles)
キャベツが小さくなったような形で、巻きも固くしっかりしている。1株で50~60個収穫でき、味は普通のキャベツに比べ、少々苦味がある。
栄養効果は絶大で、ビタミンCを大変豊富に含み(レモンの1.5倍)ふつうのキャベツと比べると3倍以上。
カロチンやビタミンB2、鉄分なども、小さな野菜に凝縮されている。
ヴァシュラン・モンドール(Vacherin Mont d’Or)
季節限定チーズ。暑さに弱いため、夏季には作られない。
ウォッシュタイプのチーズで、定期的に塩水で表面を拭きながら熟成させる。香りは少々強めだが、味わうととてもクリーミー。
エピセア(トウヒの一種)の樹皮包まれ、その芳香もモン・ドールの特徴の一つとなっている。丸い木箱に収められ店頭に並ぶ。
今月のレシピ
コック・オ・ヴァン(Coq au Vin)
ブルゴーニュ地方の郷土料理。”coq”は鶏、”vin”はワイン。鶏肉と野菜の出汁がしっかりきいた赤ワインソースは絶品です。
肌寒い季節、恋しくなる母の味・・・
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シュークルット アルザシアン(Choucroute Alsacienne)
日本ではあまり馴染みのないキャベツの酢漬け(シュークルット)ですが、アルザスでは家庭の味。日本で言えばおでんのような、ほっとする煮込み料理です。
豚肉やソーセージとじっくり煮込み、茹でたジャガイモを添えて・・・。
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