4月のフランス

この月の気候
フランスには、「4月には糸1本脱ぐな」ということわざがあります。
穏やかな日がけっこうある3月に続いて4月は春たけなわ。ところが油断していると、凍えるような夜がやってくることがあります。だから、薄着になるのは5月までお待ちなさい、ということ。
とはいえ、4月はとっても楽しい時季。陽気もいいし、雨もめっきり少なくなります。
イベント

パリ・マラソン – パリ(Marathon de Paris)
2025年 4月 13日
世界5大フル・マラソンの一つ。約5万人が世界中から集まり、シャンゼリゼ通りやブローニュの森など、観光名所を通るコースを駆け巡る。
www.schneiderelectricparismarathon.com/fr

春の祭り – コルマール(Colmar fête le Printemps)
2025年 4月 4日 ~ 4月 27日
期間中は、町や小路が華やかに装飾され、JAZZやクラシックコンサートが開催されたり、クリエーターによる手作り市も開かれる。また、イースター・マルシェも登場し、この時期ならではのカワイイ商品が手に入る。
www.printemps-colmar.com/fr/

闘牛 – アルル(Feria de paques)
2025年 4月 18日 ~ 4月 21日
パレードやコンサートの開催で町全体が大いに盛り上がる。中でも見逃せないのは「闘牛」。無料のショーもあり、各地から多くの観客が訪れる。
www.arenes-arles.com/

国際アンティーク&フリーマーケット – リル・シュル・ラ・ソルグ(Internationale Antiquités et Brocante)
2025 4月 18日 ~ 4月 21日
世界中から骨董商が集まり、会場も賑わう歴史のある骨董市。年代ものの貴重な一品との出会いがあるかも?
islesurlasorguetourisme.com/art-et-antiquite/foire-internationale

ジャンヌ・ダルク祭 – オレルアン(Fêtes de Jeanne d’Arc)
2025年 4月 29日 ~ 5月 8日
ジャンヌ・ダルクゆかりの街と知られるオルレアンで開催される、1435年から続く歴史的な祭り。英仏百年戦争の時代を再現するパレードや花火、空軍のデモ飛行もある。
町中でイベントが行われ、「ミス・ジャンヌダルク」も選出される。
www.orleans.fr/fetes-de-jeanne-d-arc/
旬のグルメ・食材

グリンピース(Petits pois)
サヤから出して茹でて食べる春を告げる野菜のひとつ。
エンドウ豆(豌豆)の未熟の実で、サヤごと食べるサヤエンドウ(絹サヤ)と同種。

ラディッシュ(Radis)
日本では二十日大根と呼ばれる。皮の色は赤以外にも白、黄色、紫色などの色がある。
フランスでは、新鮮なラディッシュに無塩バターと天然塩をつけて食べる。

アミガサ茸(Morille)
食用のキノコだが、生キノコには微量の毒が含まれるので、加熱または乾燥キノコが食される。
用途は多様で、オムレツやスープに入れたり、またはクリーム系のソースにもよく合う。

西洋タンポポの葉(Dent-de-Lion / Piss-en-lit)
直訳すると『ライオンの歯』。(西洋タンポポの葉はギザギザしており、ライオンの歯のようだということから)
栄養価も高く、ほろ苦さが特徴のタンポポの葉はこの季節のサラダなどに良く用いられる。

ホワイトアスパラガス(Asperges Blanches)
春の訪れを告げる食材のひとつ。グリーンのアスパラガスよりも甘みがあり、柔らかい。
皮は硬いので、薄く剥いてから調理(ボイル・グリルなど)をする。

いちご(Fraises)
フランスのマルシェ・店頭に並ぶのは、日本のイチゴと比較すると、だいぶ小粒なもの。
甘すぎず、すっぱすぎず・・・野生味も感じる素朴な味わいがフランス的。

卵のチョコレート(Chocolat oeufs de paques)
イースターの時期には、卵型やウサギの形をした可愛いチョコレートが街に溢れる。

季節のチーズ(Fromage)
- ボーフォール(Beaufort):アボンダンス・コンテと並び「3大山チーズ」と呼ばれるサヴォワ地方のハードチーズ
今月のレシピ

フラムクーシュ(Piperade)
ソースを煮詰める際は、焦がさないように火加減に注意しましょう!
Je voudrais (ジュ ヴドレ) prendre part (プロンドルパー)
à cet événement (アセット エヴェヌモン)!
このイベントに参加したいです!