モンパズィエ Monpazier
「国の有名な景観」と「フランスの美しい村」に認定されている村。ほとんど中世のままの外観と規模を保っている。この村そのものが現代に残された中世建築の真の宝といえる。この要塞都市では多くの魅力が待ち受けている。驚くほどの遺産、豊富なアクティビティーと自然体験、宿泊施設の質の良さ、食事の豊かさ、工芸家たちの工房見学などを楽しめる。
- Access
- パリ(Paris)から580km ボルドー(Bordeaux)から140km トゥールーズ(Toulouse)から180km
基本データ
- 地域
- アキテーヌ Aquitaine
- 人口
- 530 人
- 面積
- .5 k㎡
13世紀、イギリスのエドワード1世によって築かれた典型的かつ代表的な要塞都市で、歴史的な記念建造物にランクされた約30もの建造物が存在。カレイルと呼ばれる路地で区切られた村は、尖頭アーチ“オジーブ”とルネサンス様式の窓で飾られている。町の入口にあたる3つの門は、黄土色と白色の家々で囲まれた通りに続き、調和のとれた景観を見せる。ゴシック様式のアーチのある回廊、カフェ、感じの良いブティックがあるコルニエール広場は、モンパズィエ(Monpazier)の中心にあり、晴れやかな午後を楽しむのに理想的な場所。地元の特産品は苺、栗、キノコ。
- フランスの最も美しい村
- 古城・城塞
イベント
2015年のイベント
2月28日:ブロット大会(Concours de belote) 20:30~
3月8日:カトリック救済のロト(Lotos du secours catholiaue) 14:30~
過去のイベント
モンパズィエの著名人
アクセス情報
- モンパズィエを訪れる
- 村内の交通
バスを利用
車を利用
- ◆パリ(Paris)から 587km、6時間30分
―高速道路でA6 → A10 →A71と進み、オルレアン(Orléans)方向へ向かい、シャトルー(Châteauroux)で下りる。
― A20を進み、 スイヤック(Souillac)からサーラ(Sarlat)方面へ高速 A89を進み、ムスィダン(Mussidan)で下りる。
―ベルジュラック(Bergerac)方面へ進む。
◆ボルドー(Bordeaux)から140km、2時間30分
―N89 → D670 → D936 と進み、ベルジュラック方面へ向かう。
鉄道を利用
- ◆パリ(Paris)から - パリ→ボルドー(Bordeaux)→ル・ビュイソン・ドゥ・カドゥアン(Le Buisson de Cadouin)まで電車。そこからモンパズィエまでタクシー:5時間30分
―パリのモンパルナス駅(Gare Montparnasse)からボルドーのサン・ジャン駅(Gare Saint Jean)までTGV で3時間15分。
―ボルドーのサン・ジャン駅からル・ビュイソン・ドゥ・カドゥアン駅(Gare Le Buisson de Cadouin)までTER(地域の鉄道)で2時間。
―ル・ビュイソン・ドゥ・カドゥアン駅からモンパズィエまではタクシーで20分。
◆パリから - パリ→ボルドー→ラダンドゥ(Ladinde)まで電車。そこからモンパズィエまでタクシー:5時間30分
―パリのモンパルナス駅からボルドーのサン・ジャン駅まで、TGV で3時間15分。
―ボルドーのサン・ジャン駅からラダンドゥ駅(Gare Ladinde)までTER(地域の鉄道)で1時間半。
―ラダンドゥ駅からモンパズィエまではタクシーで30分。
飛行機を利用
- ◆ボルドー・メリニャック国際空港(Aéroport International Bordeaux Mérignac):Monpazierから2時間30分、140km
―パリ(Paris) - ボルドー(Bordeaux):1時間10分
◆ベルジュラック空港(Aéroport de Bergerac):ロンドン、マンチェスター、リバプール、エジンバラとその他のイギリスの都市からの直行便あり。
バスや徒歩を利用
- 村では徒歩で観光可能だが、近郊の村へ行くにはレンタカーが必要。
タクシーを利用
- ル・ビュイソン・ドゥ・カドゥアン駅から
◆ジョゼットゥ・モラントゥ(Josette Morante):電話 +33 5 53 22 06 51
◆タクシー・ドゥニ・ヴァラディ(Taxis Denis Valadie):電話 +33 5 53 22 04 77
◆アラン・ラフィ(Alain Raffis):電話05.53.22.01.40 ou 06.73.41.35.40
ラランドゥ駅から
◆アロ・タクシー・サービス(Allo Taxi Service):電話 +33 5 53 57 60 22 ou +33 6 88 18 95 99
◆タクシー・ラランドゥ(Taxi Lalinde):電話 +33 5 53 61 05 58
車を利用
その他
観光案内所 Office de Tourisme
モンパズィエ観光案内所 (Office de Tourisme de Monpazier)
Place des Cornières 24540 Monpazier
電話 : +33 5 53 22 68 59
4~9月:10:00~12:30/14:00~18:30 (7~8月:10:00~19:00)10~3月:月~土曜 10:00~12:30/14:30~18:00、日曜・祝日 14:00~18:00(学校の休暇期間の日曜・祝日 10:00~12:30/14:30~18:00)
村役場
モンパズィエ村役場 (Mairie de Monpazier)
Le Bourg 24540 Monpazier
すべての近郊の村 一覧
ベルジュラック
距離: モンパズィエから 45 km
ボルドーとその背地にあるペリゴールやコレーズとの分岐点となる町。その昔、この港町はワインをボルドーの町へと運ぶ輸送路として発展したが、1875年に鉄道ができて港は衰退。現在、文化的かつ観光に重要な活動のおかげで町は再びよみがえり、活気を見せている。当時の反映の面影が残るサン・クラー通りなどの散策がおすすめ。昔の革職人の広場、ペリスィエール広場や、美しいサン・ジャック教会、17世紀の昔の邸宅の中にあるタバコ博物館、ベルジュラックのワインの家とワインと河川運送業についての博物館なども見どころ。
- ブドウ畑・ワイナリー
カドゥアン
距離: モンパズィエから 16 km
ユネスコの世界遺産、サンチャゴ・デ・コンポステーラ。その巡礼の道のルートになるシトー会大修道院があることで有名な町。歴史的建造物でもあるその大修道院は、1115年ドルゴーニュ県の南にある狭い小さな谷に建設され、それにより、ここカドゥアンは最も威信のあるペリゴール地方の大修道院の町として知られるようになった。その評判の大部分は、修道院にある布の断片が長い間キリストの聖骸布であると思われてきたことにある。この聖遺物への重要な巡礼の輪が広がり、その後800年間にわたってこの修道院を反映させた。ロマネスク様式の教会は1154年に建設され、12世紀のシトー会の精神性を感じさせるもの。15〜16世紀に作られた中庭を囲む回廊は、フランボワイヤン様式のゴシック芸術の傑作で必見。
- 世界遺産
- 巡礼路
- 史跡・遺跡
ラ・ロック・ガジャック
距離: モンパズィエから 40 km
ペリゴール・ノワール地方にあり、断崖の南側の足元に家が立ち並ぶ。板石や茶色の瓦が載った屋根の家々はドルドーニュ川の水面に移る。19世紀まで、有名な平底船で荷物を運搬していた。
- フランスの最も美しい村
モンフェラン・ドュ・ペリゴール
距離: モンパズィエから 10 km
まるで絵に描いたような美しい風景を持つ魅力的な村で、16世紀と17世紀のものと思われる古い城砦を持つ城からは村全体を見渡すことができる。町の教会の隣には6世紀の美しい卸売市場の建物が建ち、16〜17世紀から変わらぬそのたたずまいに魅了される人も多いはず。時間に合わせて選べる散歩コースでの散策がお勧め。
一方、町から1kmほどの墓地の中央には、聖クリストフに捧げられたロマネスク様式の教会があり、12世紀にアーチ型天井を伴って作られた後陣と後から付け加えられた塔がある。建物の内部には1980年に発見された中世の素晴らしい壁画がある。12世紀、身廊の南側の壁に描かれたのは3人の名高い人の頭部の絵、また、北側には、妊婦、狂人そして囚人の守護聖人であるレオナール・ド・ノブラの人生のエピソードが描かれた13世紀の壁画がある。中世の終わりに飾られた後陣では、テトラモルフに囲まれたキリスト、聖クリストフ、受胎告知、最後の晩餐、そして複数の地獄のような逸話を見ることができる。
〈アクセス〉
県道D660を北へ、さらにD26eを右へ進む。マーサル(Marsales)を通過し、フォンレアル(Fonréal)を右折、そこからモンフェラン(Montferrand)まで3km。
- 古城・城塞
サン・タヴィ・セニュール
距離: モンパズィエから 15 km
サンタヴィ・セニュールの教会はユネスコの世界遺産に登録されたサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道へのルートにある。この11世紀の教会は、大修道院の遺跡の傍らにあり、570年に亡くなった隠者、聖アヴィに敬意を表して建てられたものだ。宗教戦争時、教会の半円形の後陣は破壊されたが、高台にそびえる姿はまるで本物の要塞のように見える。とても堅固な複数の防御のための塔があり、13世紀の尖頭アーチのある3列スパンのある身廊を備えている。
- 史跡・遺跡
サルラ
距離: モンパズィエから 45 km
百年戦争と宗教戦争の間、イギリス軍に占領されたペリゴール地方南部を再征服するための拠点として、戦略的な役割を担ったこの町は9世紀の初頭、その大修道院と同じ名前を与えられた。その後、何世紀もの間、町を守っていた城壁は、1750年に破壊されたが、昔の豊かで輝かしい町の名残はいたるところに見られ、ペリゴール地方の最も重要な観光名所となっている。町はハート型のプランに従って、築かれていて、現在のメインストリートのレピュブリック通りで町は二分されている。この開発方法は15世紀、17世紀の都市建築において典型的なものだ。
〈見どころ〉
サン・サセルドス・カテドラル(La Cathédrale Saint Sacerdos):
12世紀と17世紀の間に造られたがゆえに、ロマネスク様式とゴシック様式が入り混じっている。
ランテーン・デ・モール(La Lanterne des morts):
17世紀の素晴らしいロマネスク様式の塔(おそらく礼拝堂だが役割は不明)
ロテル・プラモン (L’hôtel Plamon) :
14世紀に建てられた3階建ての邸宅。ゴシック様式の都市型住居の最も美しいモデルのひとつ。
作家ラ・ボエシ(La Boétie)の家:
この町で一番有名な子供、16世紀に建てられ、現在では展示会会場
ロテル・ドゥ・ヴィエンヌ(L’hôtel de Vienne):
中世の家々の注目すべき調和を楽しみたい。
ル・プレズィディアル(le Présidial):
17世紀初頭の珍しい裁判所の1つ
さらに深くこの町を堪能したいなら、、広場の周囲の道をくまなく散歩するのがおすすめ。コンシュル通り(la rue des Consuls)、スィエージュ通り(la rue du Siège)やリベルテ広場(la place de la Liberté)に沿って、数々の邸宅を見ることができる。