フランスの各村観光局公認サイト「ボン・ボヤージュ」

メニュー ログイン マイページについて

エギスアイム Eguisheim

フランスで最も美しい村の一つとして1989年に「フランス花のグランプリ」に選ばれ、その美しさは、2006年「ヨーロッパ花の町コンクール」で金賞に輝き改めて確かめられた。またエギスアイムはアルザスワイン発祥の地でもある。花に囲まれた家々、城を囲う色鮮やかな通り、必ず訪れておきたい!5月から10月にかけて、毎週木曜日9:00から13:00まで市がたつ。

googlemapで開く 村内マップ
Access
リヨン(Lyon)から400km パリ(Paris)から487km ストラスブール(Strasbourg)から75km
基本情報
メニュー

基本データ

地域
アルザス Alsace
人口
1650 人
面積
14.13 k㎡

フランスの最東端、ドイツとの国境に位置するアルザス地方の村のひとつで、ローマ教皇聖レオン9世の生誕の地としても知られるエギスアイム。アルザスワイン生産の中心地であり、美しいワイン畑の丘に囲まれたこの村のワインは、栽培者の技術と抜群の地質、独特の微気候の恩恵をうけ、特にアイクベルクとフェルシグベルクから産出されるそれは、フランスワインの「特級(Grand Cru)」に格付けされるほど。8月最後の週末に行われるブドウ栽培者祭りも有名だ。併せて特筆すべきが、伝統的な木骨造り(コロンバージュ)の家々を飾る花の美しさ。1989年には「フランス花のグランプリ」に選ばれ、さらに2006年「ヨーロッパ花の町コンクール」でも金賞を獲得。何世紀にも渡り、素晴らしい花々で彩られたワイン畑で知られる中世の面影が色濃く残る村は、マルシェで賑わう5〜10月の訪問がおすすめだ。

この村のテーマ
  • フランスの最も美しい村
  • ブドウ畑・ワイナリー

イベント

2015年のイベント
3月28日:混声コーラスのコンサート(La Cantèle : 40 ans de chansons) 20:30~
5月24日, 7月5日, 7月12日, 7月14日, 7月19日, 7月26日, 8月9日, 8月15日, 8月16日, 8月23日, 9月6日, 9月13日:オーバード・ドミニカル(Aubade dominicale) 民族衣装での伝統音楽とダンスの野外コンサート
6月27日:吹奏楽定期コンサート(Concert annuel de l'Harmonie) 20 :30~ 地元のワインの試飲
7月10日:男性コーラスの野外コンサート(Animation musicale par l'Echo des Trois Châteaux) 20 :30~
7月21~23日:ワイン週間(semaine des vins)
7月29日:民俗芸能の夜(Nuit du Folklore) 18:30~22:30
8月29~30日:第55回ブドウ栽培祭(55ème Fête des vignerons )
9月:音楽の味フェスティバル(Festival des Saveurs Musicales) コンサートと地元のグランクリュワインの試飲
9月19~20日:世界遺産の日(Journées européennes du patrimoine)
12月:クリスマス市(Animations et marché de Noël)

過去のイベント

エギスアイムの著名人

アクセス情報

  • エギスアイムを訪れる
  • 村内の交通
バスを利用

バスを利用

◆コルマールからの長距離バスもある(208番)。所要時間10~20分。
問い合わせ:トランスポール・ポリ(Transports Pauli) 電話03.89.78.11.78

―コルマール→エギスアイム
SNCFコルマール駅(Colmar, gare SNCF)発
月~土曜 7:31/8:00/12:14/16:25(土曜は運行しない)/17:13/17:15/18:28
*学校のある日は上記に加え2本増える。6:50、17:30(土曜は運行しない)。

―エギスアイム→コルマール
1.ゴール広場(place de Gaulle)発
月~土曜 7:20/8:20/12:45/17:05(土曜は運行しない)/17:45(土曜は運行しない)
*学校のある日は午前は7:09の1本のみ。
2.郵便局前発、440線(ligne 440)
月~土曜 7:33
*学校が休みの日は7:43発。
車を利用

車を利用

◆リヨン(Lyon)から400km、約4時間
―A6号線をロアンヌ(Roanne)/パリ方面へ150kmほど走り、リル(Lille)/メス/ナンシー方面へ。
―その後、ミュルーズ(Mulhouse)/ブザンソン(Besançon)/ドール(Dole)方面の標識に従いA36号線を約200km進む。
―sortie 15(15番)セルネイ(Cernay)/タン(Thann)の出口を出て。ファッフェンハイム(Pfaffenheim)を経由、エギスアイムへ。

◆ストラスブール(Strasbourg)から75km、約1時間
―A35をコルマール/ミュルーズ(Mulhouse)方面へ走ってD1へ。
―サント・クロワ・アン・プレンヌ(Sainte-Croix-en-Plaine)/エルリスアイム(Herrlisheim)出口を降りた後、エルリスアイム/エギスアイム方面へ。

◆ミュルーズ(Mulhouse)から45km, 約30分:
―ミュルーズ・サントル(Mulhouse-centre)からA36 – E54 – E60方面に走り、さらにA35をColmarコルマール/ストラスブール方面へ。
―出口サント・クロワ・ザン・プレンヌ/エルリスアイムを出てエルリスアイム/エギスアイム方面へ。

◆コルマール(Colmar)から7km、約10分
―D30をルファシュ(Rouffach)/ベルフォール(Belfort)方面に走り、RN83の一つ目の出口フッセレン・レ・シャトー(Husseren-les-Châteaux)を降りる。
鉄道を利用

鉄道を利用

◆ 最寄りの駅は、コルマール(Colmar)。コルマールまではパリからストラスブール(Strasbourg)を経由して行ける。その後、タクシーかバスでエギスアイムまで。コルマール〜エギスアイムまでは7km、所要時間は3時間10分。

◆パリ東駅からは一日6本前後、列車が出ている(下記の例参照)。

パリ東駅〜コルマール間の時刻表例
【往路 パリ→コルマール】
7:24 パリ東駅(Paris - Gare de l’Est)をTGV で出発
9:41 ストラスブール駅(Gare Strasbourg)にTGV で着
9:51 ストラスブールからローカル線
10:22 コルマール駅(Gare Colmar)着

8:24 パリ東駅(Paris - Gare de l’Est)をTGV で出発
10:43 ストラスブール駅(Gare Strasbourg)にTGV で着
10:51 ストラスブールからローカル線
11:22 コルマール駅(Gare Colmar)着

【復路 コルマール→パリ】
例1(月~金曜)
17:32 コルマールの駅発(ローカル線)
18:06 ストラスブール駅着
18:16 ストラスブール駅発(TGV)
20:34 パリ東駅着

例2(土・日曜):
18:09 コルマールの駅発(ローカル線)
18:40 ストラスブール駅着
19:15 ストラスブール駅発(TGV)
21:34 パリ東駅着

→最新のフランス国鉄時刻表は下記サイトで確認を。
http://www.voyages-sncf.com
→最新のアルザス地方ローカル線時刻表は下記サイトで確認を。
http://www.ter-sncf.com/Alsace
飛行機を利用

飛行機を利用

◆ 最寄りの空港はユーロエアポート・バール・ミュルーズ・フレイブルク空港(Euroairport Bale-Mulhouse-Freiburg)。同空港は、エギスアイムから56km、ミュルーズ(Mulhouse)から30kmの場所にある。

・ 同空港へは、パリ、リヨン、レンヌ(Rennes)、ボルドー(Bordeaux)、トゥールーズ(Toulouse)、マルセイユ(Marseille)、ニース(Nice)のほか、ヨーロッパ各国の主要都市(ブリュッセル、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、チューリッヒ、ローマ、マドリッド、バルセロナ、リスボンなど)からもフライトあり。

・ パリからのフライト時間は約1時間半。オルリー空港(Paris-Orly)、シャルルドゴール空港(Paris-CDG)からは毎日20便以上のフライトがある。
 →オルリー空港からは月〜金曜まで一日7往復。週末は4~5往復。
 →シャルルドゴール空港からは毎日4往復。

(空港からミュルーズ市内へ)
シャトルバスでサンルイ駅(la gare de Saint-Louis)まで行き、電車に乗り換え市内へ。車ならタクシーかレンタカーが利用可能。どちらも空港で利用できる。

→ユーロエアポート・バール・ミュルーズ・フレイブルク空港の下記サイトを参照のこと。
http://www.euroairport.com
電話03.89.90.31.11
バスを利用

バスや徒歩を利用

車を利用

タクシーを利用

タクシー・ランツ・マルティン(Taxi Lantz Martine)
電話06.80.14.46.93
車を利用

車を利用

その他

便利情報URL Office de Tourisme

観光案内所 Office de Tourisme

エギスアイム観光案内所 (Office de Tourisme de Eguisheim)

22A, Grand'Rue, 68420 Eguisheim
電話 : 03.89.23.40.33

10月中旬~6月:月~金曜 9:30~12:00/14:00~18:00、土曜 9:30~12:00/13:30~17:30 7~8月:月~土曜 9:30~12:00/14:00~18:00、日曜・祝日 10:30~12:30 9~10月中旬:月~金曜 9:30~12:00/14:00~18:00、土曜 9:30~12:00/13:30~17:30、日曜・祝日 10:30~12:30

村役場

エギスアイム村役場 (Mairie de Eguisheim)

21, Grand'Rue, 68420 Eguisheim

2015年2月 更新

すべての近郊の村 一覧

コルマール

距離: エギスアイムから 0 km

アルザスのワインの首都。

遺産が多く、美的なまとまりのある普通の町の快適さを感じるだろう。旧市街では、どこを見ても、自然に恵まれた1枚の絵はがきを見ているような気にさせられる。
ここでは、ほとんどの家が保存状態の良い、カラフルな木骨組みの家だ。どの通りの角にも数々の伝統的なレストランがある。

プティット・ヴニーズ(Petite Venise)と呼ばれる場所は必見ポイント。旧市街中心部と完璧な調和をもっている。


観光案内:

ウンテルリンデン美術館(le Musée des Unterlinden):
ウンテルリンデン(Unterlinden)は菩提樹の下という意味。この美術館は昔のドミニコ会の修道院とその教会のなかにある。
この美術館を訪れる人は多い。考古学上のコレクション(先史時代と古代ローマ)と、中世の終わりとルネッサンス期の絵画の豊富なコレクション、そして現代美術と大衆芸術が展示されている。
美術館で最も美しい逸品はイッセンハイムの祭壇の背後の装飾衝立で、教会のなかにあり、際立った美しさを見せてている。美術館の見学には半日かかる。

テット通り(Rue des Têtes):
複数の美しい家がこの通りにあるが、メゾン・デ・テット(la Maison des têtes)はとりわけ目をひく。この家はとても独創的で、建物におびただしい数の頭(tête/テット)が彫刻されているために、この名前がついた。
1609年に裕福な商人のために建てられ、独特なルネッサンス後期の様式を見せている。
106以上の顔をしかめた頭が建物正面を覆っている。切妻の上には1902年のバルトルディの作品の像が載っている。(バルトルディはコルマール生まれの建築家で、ニューヨークの自由の女神も彼の作品。)この像は樽屋を表現しており、当時ワインの取引を行っていたこの家の役割を思い起こさせる。
ほとんどの頭は、見事な張り出し窓についている。現在この建物には、ホテルとレストランが入っている。通りの端まで進み、左手のブーランジェー通り(rue des Boulangers)を行こう。

ブーランジェー通り(rue des Boulangers):
この通りには数多くの美しい木骨組みの家があり、そのうちの1つには錬鉄製の素晴しく美しい看板がある。ドミニカン広場(Place des Dominicains)まで歩き続けよう。

ドミニカン広場(Place des Dominicains):
この広場にはドミニコ会の教会があるが、飾り気がなく、鐘楼も翼廊もない典型的な托鉢修道会の様式だ。正面入口に、いくつかの彫刻されたものがあるだけだ。
この教会の建設は1283年(ハプスブルグ家のロドルフ1世が最初の石を置いた)から14世紀にわたっている。内部は、柱頭のない高くて細い柱のおかげで、高さを感じさせる。ゴシック様式の美しい回廊と図書館もある。
再び外に出て、ドミニカン広場に戻ろう。そして左の大聖堂の方へ行こう。

大聖堂(La Cathédrale):
常にこのように呼ばれてきたが、革命の時にしか大聖堂と呼ばれる地位ではなかった。
実際は、サン・マルタンに捧げられた参事会管理聖堂である。
13世紀から14世紀の間に現在の形に建てられた。ゴシック様式で、黄色の砂岩で建てられている。身廊と翼廊は13世紀の後期に造られた。内陣と西洋の建物正面は14世紀の後期に作られた。71mの高さの塔は、1572年の火災による破壊のあとで、ルネッサンス様式に建て直された。
参事会管理聖堂を南側の入口から出よう。この向かいに昔の衛兵の番所がある。

衛兵の番所(Le corps de garde):
この見事な建物はライン川流域のルネッサンス様式で、入口のフロアはトスカーナ様式の柱、バルコニー部分はコリント様式の円柱でできている。これらの同じ柱の下に、仮面が置かれている。
この建物のそばには、尖頭アーチのゴシック様式の窓のある高い家があり、注目に値する。おそらくこの家は町で一番古い。大聖堂を一周し、プレートル通り(rue des Prêtres)を進み、次にジャンヌ・ダルク広場(Place Jeanne d’Arc)まで、クレ通り(rue des Clefs)を進もう。

ジャンヌ・ダルク広場(Place Jeanne d’Arc):
この広場の側面の1つには、木骨組みの美しい家々が連なっている。ジャンヌ・ダルク広場から、ヴォバン通り(rue Vauban)へ行こう。

ヴォバン通り(rue Vauban):この通りには、昔の農夫たちの同業組合の一部分をなしている、ルネッサンス期後期の様式の彫刻された正門がある。この通りを戻り、ジャンヌ・ダルク広場を横切り、グラン・リュまで行こう。

グラン・リュ(Grand Rue):この通りには、興味深い数々のモニュメントがある。
まず最初にサン・マティユ寺院がある。(側面から入場)

ラ・メゾン・デ・ザルカード(La Maison des Arcades):
サン・マティユ寺院の横にある。この素晴らしいルネッサンス様式の建物は牧師の住居だった。
それぞれの先端は渦巻き型装飾の切妻と張り出し窓で飾られている。アーケードのなかの抜け道に何軒かブティックがある。

ル・コイフュス(Le Koifhus):グラン・リュの通りの少し高い場所にある。
昔の税関(Kauf Haus)で、町の行政と経済の中心だった。双頭の鷲の載った入口のある最初の建物は1480年に建てられた。
次は16世紀のもので、ルネッサンス様式のとても美しい階段がある。コイフュスの車寄せを通ってランシエンヌ・ドゥアン広場(Place de l’Ancienne Douane)に出よう。

ランシエンヌ・ドゥアン広場(Place de l’Ancienne Douane):
ここには、バルトルディによって造られた、シュヴェンディの噴水がある。の噴水はラザー・ド・シュヴェンディに捧げられた。彼はハンガリーで、ソリマン・ル・マニフィックの軍との戦いで、皇帝の軍を指揮した。
伝説では、彼がハンガリーからアルザスで最も評判の良いブドウの木の1つであるトカイを持ち帰ったと伝えられている。この広場には数々のアルザス地方特有の家がある。

タヌール通り(Rue des Tanneurs):この通りは、ローク川沿いにあり、昔、複数の皮なめし屋があった界隈の一部。
壁面が木でできた美しい家々があり、まだ美しさが残す屋根裏部屋が上にある。
昔はここで皮を乾燥させた。通りの端まで行ったら、右へ進もう。

ケ・ドゥ・ラ・ポワッソヌリ(Quai de la Poissonnerie):
町の中で最も美しい家々がある場所の1つ。
ローク川に沿って続いている。

ラ・プティット・ヴニーズ(La Petite Venise):
コルマールで最も多く写真が撮られている観光スポット。
この小さい橋からは、ローク川に建ち並ぶ美しい家々を見渡すことができる。次に景色の良い場所は、サン・ピエール大通り(boulevard Saint Pierre)に行く途中にある。(スィス・モンターニュ・ノワール広場La place des Six Mongtagnes Noiresを通り、次にマネージュ通りrue du Manègeを行く。
前述の小さな橋を渡り、右のグラン・リュを行こう。

ベートゥ・モリ通り(La rue Berthe Molly):
この道には16世紀から18世紀までの美しい邸宅が建ち並んでいる。
14番の家に注目しよう。1504年に建てられたもので、角の張り出し窓が素晴らしい。通りの端まで行き、右へ曲がろう。

マルシャン通り(Rue des Marchands):
この道には、コルマールで最も美しい家々が建ち並んでいる。
木骨組みの家や木の壁面の家々がある。

●メゾン・フィステール(maison Pfister)
この11番の家はもっとも有名で、1537年にルネッサンス様式で建てられた。
帽子屋のルードウィッヒ・シェレーのために建てられたもので、石と木材が混在している。1階は石造りで2つのフロアは木造。木造の多くの部分は塗装されている。
2、3階を連結している見事な張り出し窓がある。塗装された部分には聖書、寓話(愛、信仰、正義、節制、希望)のいくつかの場面が描かれており、マクシミリアム皇帝、カール5世、フェルディナントといった歴代の皇帝の彫刻がほどこされたている。
この建物の名は14世紀にこの家を所有していた人の名前に由来する。

●ツム・クラーゲン(La maison Zum Kragen)
9番の家でメゾン・フィステールと並んでおり、カラフルな木像で有名。
この像はルネッサンスの装いをしたひげの生えた人物を表している。

●シェ・ハンシ(Chez Hansi)
この家はメゾン・ドートリッシュ(Maison d’Autriche / オーストリアの家)という別名でも知られている。
これは1538年に起きた町の貴族たちの反乱に対して介入したオーストリアの公爵を連想させる。それを記念する1つの敷石が埋め込まれており、そこに書かれてある言葉は、読む者に、反逆者たちの家々が取り壊されたことを思い起こさせる。

住所4 rue des Unterlinden 68000 Colmar
電話03.89.20.68.92
メールinfo@ot-colmar.fr
URLhttp://www.ot-colmar.fr

アクセス:D30をおりてそのままコルマールまで。エギスアイムから自動車で12分。


この村のテーマ
  • ブドウ畑・ワイナリー

カイザースベルグ

距離: エギスアイムから 0 km

木骨組みの数多くの家、歴史的な美しい中心部、要塞化された橋と町を見おろすように建った皇帝の城の遺跡があり、並外れた魅力のある町。

従って、アルザスでははずすことのできない場所。クリスマスの市でも大変有名。昔の帝政の町であるカイザースベルグは、ゴシック様式の滑車を備えた家々や15世紀から17世紀の邸宅のおかげで、中世の栄光のおもかげを保ち続けている。

アルベルト・シュヴァイツァー(Albert Schweitzer)美術館(ノーベル平和賞を受賞したシュヴァイツァーはこの町で生まれた)から、町のマスコットであるピノ・グリ(この町が発祥の地)というブドウの品種まで、ここではすべてが歴史を感じさせる。
確かに、この村の判官であるラザール・ドゥ・シュヴェンディ(Lazare de Schwendi)がハンガリーで戦った際にトカイ村(Tokay)からブドウの木を持ち込んだといわれている。

今では、カイザースベルグのピノ・グリはアルザスの高級ワインのなかにリストアップされている。年間を通じて訪れるのに適しているが、とくに9月のブドウの収穫の時期はもっとも魅力的である。
また、年末には、もっともアルザスらしい伝統的なクリスマス市が開催される。


観光案内:

ジェネラル・ド・ゴール通り(rue du Général de Gaulle)から歩き始めよう。
この道は町の中心部を横切り、主要な場所を見て歩くのにちょうどよい。

町役場(l'hôtel de ville):
39番の建物。
1604年~1605年の間に建てられたライン川のルネッサンス様式のこの建物の正面には、2フロアが接続した張り出し窓があって美しい。完璧な建築物といってよい塔もある。1階では時々展覧会を開催していることがある。

サント・クロワ教会(L’église Sainte Croix):
役場の隣の建物。12世紀から15世紀にわたって造られた。
柱頭にさまざま装飾が施してある柱で囲まれた正面入口には、聖母マリアの戴冠式を表す美しいタンパン(教会などの扉の上のアーチとまぐさに挟まれた半円または三角の部分)がある。
内部には、4.1mの高さの十字架にかけられたキリスト像がある。
これは16世紀のもので、栄光の梁の上にかけられ、訪問するものを迎えている。
内陣の後部には、木造のどっしりとした装飾衝立があり、キリストの受難と復活のありさまが彫り込まれている。
その他、いくつもの像がある。

教会の広場(La place de l’église):
数々の木骨組みの美しい家々が、この広場に面して建っている。黄色い砂岩でできた16世紀の噴水があり、中央にはコンスタンティヌス帝の像が据えられている。

ジェネラル・ド・ゴール通り(rue du Général de Gaulle)を歩き続けよう。
62番と66番の2軒の家の屋根には、対になった切妻がついている。家のひとつは町の博物館になっている。

このメインストリートをさらに進み、要塞化された橋の直前に、興味深い家々がある。
1つは103番の建物のバドフュス(le Budhus)という入浴施設で、町営の入浴施設になる前の、17世紀から18世紀にはこの建物は宿屋だった。
この建物のすぐそばに欄干の美しい家があり注目に値する。

要塞化された橋(Le pont Fortifié):
1514年にピンク砂岩でできたこの橋は、ヴァイス川からの攻撃に備え、町を守るために作られた。この橋からの眺めは美しく、町と城を見晴らせる。
橋に続いて、1594年に建てられた大きな家(88番)を見る。この家は、ライン川流域に見られるルネッサンス様式で、木骨組みで素晴らしく美しい。
同じく橋のあとに、オバーホフ通り(rue de l’Oberhof)があり、左側には美しい建造物が連なっている。家屋、中庭、そして礼拝堂だ。この礼拝堂はシトー会修道院に属する。

ジェネラル・ド・ゴール通り(rue du Général de Gaulle)を端まで歩き続けよう。
通りの終わりにはアルベルト・シュヴァイツァー博士の生家と、彼を偲ぶ博物館がある。
町の他の部分を散歩しても、美しい家々や、城壁の塔といった町の防衛システムの遺跡を見ることができる。


皇帝の城(Le château impérial):
13世紀から14世紀の間に建てられた。ライン川流域を見張る駐屯地の要塞の典型的。
城から10分ほど歩くと、町やこの地方を見晴らせる絶景ポイントがある。


住所39 rue du Général de Gaulle 68240 Kaysersberg
電話03.89.78.22.78
メールinfo@kaysersberg.com


アクセス:D83からD415に入りアメルシュヴィル(Ammerschwihr)を経由して、カイゼルスベルク市内へ。エギスアイムから自動車で17分。


この村のテーマ
  • 史跡・遺跡

ミュルーズ

距離: エギスアイムから 40 km

ミュルーズ
見どころ:

歴史地区。市庁舎、色鮮やかなファサードが有名なレユニオン広場やサンテティエンヌ寺院がある。サンテティエンヌ寺院では14世紀のステンドグラスを見ることができる。壁画があるが、この町の特徴の一つになっている。またミュルーズはヨーロッパでも産業関連の博物館が多く集まっていることで知られている。

シテ・デュ・トラン(Cité du train)-フランス鉄道博物館:
ここの鉄道コレクションはヨーロッパ史の観点からも非常に価値が高い。ドゴール将軍やナポレオン3世の専用車両も展示されている。

住所2 rue Alfred de Glehn. 68200 Mulhouse
電話03.89.42.83.33
FAX03.89.42.41.82

シテ・ドゥ・ロトモビル(Cité de l’automobile)-国立自動車博物館 -シュルンフ兄弟のコレクション(Collection Schlumpf):
ブガッティ、ロールスロイス、フェラーリ、パナールなど名車500台が、1700㎡の敷地にずらりと並ぶ。このコレクションは目を見張るものばかりで時間が過ぎるのも忘れそう。

住所192 avenue de Colmar. 68100 Mulhouse
電話03.89.33.23.23
FAX03.89.32.08.09.

歴史博物館:
ルネサンス様式の美しい市庁舎のなかにあるこの博物館では、ミュルーズの自由共和制がたどった驚くべき歴史を目にすることができる。ミュルーズ市内の美術館・博物館を見てまわるには、案内所が置かれているここの「デカポル(10都市連盟)の間」から始めるのが賢いやり方だ。

住所Place de la Réunion. 68100 Mulhouse
電話03.89.33.78.17.

美術館:
19世紀の風俗画、とくにジャン・ジャック・アンネの油絵が有名。

住所4 place Guillaume Tell. 68100 Mulhouse
電話03.89.33.78.11.

エレクトロポリス博物館(Musée EDF Electropolis):
文化と通信の空間という着想に立ってつくられたこの博物館では、来館者は電力をあらゆる形で体験することができる。6000にもおよぶコレクションの中でも最も「大物」といえるのは文句なく、蒸気発電機 ”Sulzer-BBC”。

住所55 rue du Pâturage. BP 2463. 68057 Mulhouse
電話03.89.32.48.60
FAX03.89.32.82.47.

ミュルーズ染織美術館:
明るい館内では、技術、時代、流行の観点で歴史をたどることができる。プリント生地の250年の歴史を面白い。ここだけのコレクションが見られる特別展も開催される。

住所14 rue J.J. Henner. BP 1468. 68072 Mulhouse
電話03.89.46.83.00
FAX03.89.46.83.10.

アクセス:高速道路A35をミュルーズ/バーゼル方面に乗り、その後A36をミュルーズ/リヨン/パリ方面へ。19番ミュルーズ市街(Mulhouse-centre)を下りる。所要時間35分。


この村のテーマ
  • 物語の舞台を訪ねる

リボーヴィレ

距離: エギスアイムから 34 km

ワイン街道沿いにあり、山とブドウ栽培地の間にある。リボーヴィレは魅力的な都市で、この町の歴史的な遺産も含め、余すことなく素晴らしさを伝えている。




この村のテーマ
  • 名物料理がある
  • 山・渓谷
  • ブドウ畑・ワイナリー
  • 古城・城塞

リクヴィール

距離: エギスアイムから 0 km

リクヴィールの詳細ページを表示


この村のテーマ
  • フランスの最も美しい村
  • 花いっぱいの村
  • 名物料理がある
  • 山・渓谷
  • ブドウ畑・ワイナリー
  • 古城・城塞
  • 自然公園・保護地区・庭園

ストラスブール

距離: エギスアイムから 0 km

歴史的、建築的遺産も多い、アルザス地方で最も豊かな都市。市の中心部はユネスコの世界遺産に認定され、特に市の美術館は展示物も豊富で興味深い。アルザス観光に避けては通れない街だ。見どころは、マルシェ・ガヨ広場 (Place du Marché Gayot)、装飾美術の美術館(Musée des Arts Decoratifs)、ロアン宮(Palais des Rohan)、大聖堂(La Cathédrale)、考古学博物館(Musée Archéologique)など。

〈アクセス〉
―高速道路A351をナンシー(Nancy)/メス(Metz)方面へ進み、9 サン・ディエ・デ・ヴォージュ(Saint-Dié-des-Vosges)/ミュルハウス(Mulhouse)/コルマールで出る。
―高速道路A35をミュルハウス/サン・ディエ・デ・ヴォージュ/コルマールの看板に従って進み、13 エプフィク(Epfig)/ミテルベルカイムまで。所要時間30分。


この村のテーマ
  • 世界遺産
  • 古城・城塞