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基本情報
ニースから北へ23km、標高680mの台地に鷹の巣のようにあるアルプ・マルティム県の村。この村の土地は地質学上の白亜紀と始新世のものである。村の標高は、オリーブの木と栗の木の生育の境界にあり、下にはオリーブの木々、これより標高の高い所には栗の木の森が広がり、いたるところにミモザや松の木が生えている。村からの展望はとても良く、コント(Contes)とエスカレーヌ(Escarène)のふたつの峡谷を見下ろせる。また、標高887mのフェリオン(Ferrion)山脈、シャトーヌフ・デゥ・コント(Châteauneuf-de-Contes)の村とその城の遺跡、標高808mのマカロン(Macaron)山、コント(Contes)とスクロ・ドゥ・コント(Sclos-de-Contes)の村、地中海までもが見える。この土地には7世紀頃から人が住み着き始めた。ニース大聖堂の台帳の記録によると、1108年7月2日に書かれている11の城の名前の中に、この土地の城の名がある。当時、この土地はパイユ(Paille)村の一部で、人が通年住む以前に、夏の放牧期に利用される羊小屋が建てられたのが始まりだと推測されている。最初の領主として知られているのはニースのベルトランとイゾアルド兄弟で1240年のことである。この村の歴史はニースの歴史に密接に関係がある。見どころとしては10世紀から存在するベール小教区教会で現在のものは1368年に建てられたもので、正面は1864年のもの、内部にある幼子を抱くマリア像は15世紀のもの。この教会の向かいには、ペニタン・ブラン信心会のサント・クロワ(Sainte-Croix)礼拝堂がある。
この村のテーマ
- 山・渓谷
- 古城・城塞
- 史跡・遺跡