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アンチョビ (Anchois)
コリウールの漁師はカタクチイワシ漁に全身全霊を捧げていると言っても過言ではない。膨大な量のこの小さな魚が、夏になると地中海岸に押し寄せ、塩をふった後水洗いし、再び塩水に漬けられたアンチョビは、この地方の郷土料理に欠かせない。1950年代、コリウールには約30のアンチョビの塩漬け業者があった。その多くはいまでは姿を消してしまったが、現在は2社が、大量のアンチョビを世界に輸出している。 昔からカタクチイワシを3枚に下ろす作業は手仕事だが、加えてここでは、新鮮なうちに酢、塩、油に浸けるという他とは異なる作業がなされている。これぞ、コリウールのアンチョビが美味しいアントレとなる秘密。アンチョビソース、アンチョビペーストもぜひ味わって欲しい。ショッピングの項、メゾン・ロック(Maisons Roque)とデクロー(Desclaux)を参照。 この2店は作業場の見学も可能。
- シーフード
クロカン (Croquant)
クロカンとは砂糖、小麦粉、卵、アーモンドで作るカリカリとした食感の手作り焼き菓子。毎朝、観光客がその準備を手伝える工房が、ル・クロカン・ア・ランシエンヌ(Le Croquant à L'Ancienne)。(ショッピングの項参照)
- スイーツ
コリウール ワイン (Vin de collioure)
コリウールのワインは赤、ロゼ、白と揃っているいずれも辛口で、糖分は1Lにつき最高5gに制限。1971年よりAOC(原産地呼称統制)ワインに登録され、その対象となっているのは、ラ・コート・ヴェルメイユ(la Côte Vermeille)の4つの村、コリウール(Collioure)、ポール・ヴァンドル(Port-Vendres)、バニュルス(Banyuls)およびセルベール(Cerbère)という、合計1750haのブドウ園のみ。気温は高いが乾燥していて風の強いこの地方では、年間日照時間が300日に近く、ブドウ栽培に適している。ブドウ園は海にまで達しているほどだ。反面、急斜面にある棚状のブドウ畑は機械化ができず、収穫も手作業に頼らざるを得ない。生産者は以下の通り(いくつかは街中にスタンドを出していて味見ができる)
ル・ドミニカン(Le Dominicain) - ショッピングの項、Le Cellier des Dominicains(ル・スリエ・デ・ドミニカン)を参照(www.dominicain.com)
ル・スリエ・デ・タンプリエ(Le Cellier des Templiers) - 18 rue Saint Vincent(www.banyuls.com)
ラ・トゥール・ヴィエイユ(La Tour Vieille) - 4 rue Berthelot(www.lapassionduvin.com/mag/latourvieille.php)
マニヤ・ピュイグ(Manya-Puig) - 7 rue de la République, 5 rue Berthelot、または市場で(http://manya-puig.e-monsite.com)
ピエトリ・ジェロー(Pietri Geraud) - 22 rue Pasteur、または市場(www.enviederoussillon.com/vins/domaine_pietri_geraud_3.php)
アベ・ル(Abbé Rous) - www.abberous.com
レ・クロ・ドゥ・ポーリーユ(Les Clos de Paulilles) - www.clos-de-paulilles.com
ドメーヌ・ベルタ・マイヨール(Domaine Berta-Maillol) - www.berta-maillol.com
ラ・ルクトリー(La Rectorie) - www.la-rectorie.com
- ワイン