口一杯に広がる土地の味に舌鼓を
17世紀の建物を改装したこのオーベルジュ（小ホテル）には、趣の異なる二つのレストランがある。ひとつは、古い石壁の静かな雰囲気が印象的なレストランで、美しい梁、古い銅製品、バスク地方の調度品や油絵が暖かみを添えている。もうひとつはより新しくモダンな内装のレストラン。明るい灰色の梁を使った店内からはテラスや庭に出ることができ、山や十字架の道、サンザシの礼拝堂など見ごたえのある景色を望むことができる。シェフ兼経営者のドミニク・マッソンドによる料理は、バスク地方の伝統料理をアレンジした独創的な創作料理。エスプレットのピメント（赤トウガラシ）、バスクのお菓子、仔牛のハッシュドビーフ（アクソア・ド・ヴォー axoa de veau）、バイヨンヌのハムを使ったピペラード（バスク地方の伝統的家庭煮込み料理）などが人気メニュー。