ワインとチーズ巡りのためのカタカナ・フランス語講座 第3回目
フランスは話してなんぼの国、片言でもしゃべって互いに盛り上がろう
(こんにちは)
「AFL フランス語学校」のダニエルです。
皆さんご存知の通りフランス人はワインが大好き。
よく、フランスでは水よりワインが安い?!と
言われたりしますが、実際は水の方が安いですよ。
さて、今回もフランス語講座を楽しんでいって
くださいね。
皆さんお元気ですか?
イスマエルです。
さて、第3回の講座は
“女性にお酌をさせるのは厳禁、手酌はOK?”です。
日本の食事の場では、よく
女性が「課長、どうぞ」などといって、
男性にお酒を注ぎますね。
フランスではどうなのでしょう??
最近は日本でも、女性にお酌をさせるのは評判が悪いようですが、
外国の男性からすれば、笑顔で注いでくるのは、うれしい限りです。
でも、フランスでは、同席の女性にワインを注がせるのは厳禁。
日本の女性も気を利かせたつもりで、うっかりワインを
注いでしまうことがあるので、気をつけて。
日本と違い家庭への招待も含め、
テーブルで飲みものに気を配るのは男性の役目です。
また中級以上のレストランでワインをボトルで
注文した場合は、テイスティングがあります。
カップルの場合は男性が、グループの場合は
主宰者がワインの味を確かめます。
テイスティングが終わったあと、ソムリエあるいは
サービス係がそれぞれのグラスにワインを注ぎ、
全員でグラスを目の前にもち軽くうなずいて、
グラスに口をつけ乾杯をします。
大きな声で「かんぱーい!!」とはやりません。
ワイングラスが空になっても自分で注いではいけません。相手に注がせるのも禁止です。
サービス係が、グラスが空になったのに気がつくまで待つか、呼んで、注いでもらいます。
この時、グラスはテーブルに置いたままにします。
ビールのお酌のように、自分でグラスを持ち上げたりしないこと。
これは、中級以上のレストランなどの場合、ビストロなどではサービス係が少ないので、
空のグラスまで気を配ってもらえないことがあります。
その時は、相手のグラスが空なのに気づいたら、注いであげます。
スマートなのは、少しワインが残っている段階で注ぐことです。
気の置けない相手となら手酌も許されます。
女性の場合は「ミシェル、私のどが渇いたわ」などと呼びかけ、
同席の男性に注いでもらいます。
グラスにはなみなみと注がないこと。半分かそれ以下にします。
またボトルは片手で持ち、両手では持たないこと。
日本の女性がビールを注ぐときのように、
両手で持ってもていねいだとはみなされません。
もう飲みたくない場合は、
「ノン、メルシ」といって、手でグラスを覆い断ります。
では、飲み物でのやり取りを3人の会話から
学んでみましょう!
- ダニエル:お腹いっぱいになった?
-
Vous avez bien mangé? - ユリ:とってもおいしい食事でした。でも、もう食べ過ぎです。
-
Le repas était très bon, mais j’ai déjà trop mangé. - ダニエル:グラスをかして。もう少しワインを注ぎましょう。
-
Passez-moi votre verre, s’il vous plaît.
Je vous sers encore un peu de vin. - ユリ:いいえ、もう注がないで。
-
Non merci. Ne m’en servez plus. - ダニエル:もう飲まないんですか?
-
Vous n’en prenez plus? - ユリ:そう、たくさんは飲めないんです。お水が欲しい。
水差しをとってくれますか。 -
Non. Je bois très peu. Je voudrais de l’eau.
Passez-moi la carafe s’il vous plaît. - ダニエル:喜んで。遠慮しないで何でも言ってください。どうぞ
-
Avec plaisir. N’hésitez pas à me demander. La voilà. - サンドリーヌ:ダニエル、私ものどが渇いたわ。
ワインをいただけるかしら。 -
Daniel, moi aussi j’ai soif.
Puis-je avoir un verre de vin? - ダニエル:はいはい、わかりました。
-
Oui, d’accord.
次回は、“ステック・フリットには何を飲むか”
です。お楽しみに!
陽気なフランス人と
会話しませんか!