サティのすべてを凝縮
1866年にこの地で生まれたサティはピアニスト兼作曲家。風変わりで奇抜な彼の性格と、その奇才ぶりを彷彿とさせるこの家は、彼へのオマージュが感じられるアーティスティックな空間であると同時に、独特な音楽が味わえる場所でもある。サティの楽曲にあわせて楽譜の説明が聞ける音声ガイドサービス(仏語または英語)では、気まぐれで辛辣な彼の世界観、彼の想像力に満ちた天分の才が次々と明らかになり、訪れた人は皆、楽しい芝居に巻き込まれつつ、サティについての見聞を広げることになる。ほかにも病的なほどのコレクターであった彼の収集室風の部屋では、自らの作品はもちろん、コクトー、ドラン、エルテらのデッサンなどのオリジナル作品が展示されている。所要時間：約45〜60分

2人の画家が築いた美術館
1868年にアレクサンドル・デュブールとウジェーヌ・ブーダンによって建てられた美術館。この地域で着想を得た14世紀のロマン派、印象派、フォービスムの画家、イザベイ、ブーダン、クールベ、ヨンキント、モネ、ヴァロットン、デュフィの作品が展示されている。