「古い城」と「若い城」と呼ばれる2つの城
ブリューニケルの2つの城は、アヴェロン川(l’Aveyron)とヴェール川(la Vère)の流域を見下ろす岩山の上にある。もともとこの場所はトゥルーズの伯爵の所有地で、ブリューニケルの子爵が住んでいたが、その子爵が自らの息子と論争を起こし、城の東側の土地を従弟に売却。その後、3世紀に渡る一族の諍いが、同じ土地に2つの城を存在させることになり、戦いの痕跡は今も「古い城」の騎士の部屋に残っている。一方、「若い城」は、2世紀に渡り放置されていたため、古い城より後に築城されながらも、傷みが激しい。これらの城は1987年に行政が買い取った。