ガロ・ロマン人の石棺のレプリカ
16世紀、この地で発見された4〜5世紀、ガロ・ロマン人の石棺のレプリカ。市役所に展示されている。

要塞都市の歴史を物語る村の教会
12世紀に建てられたこの教会は、宗教戦争に巻き込まれる形で要塞が築かれた。祭壇後方、半円上部にある矢を射るための細長い窓がそれを物語っている。また、鐘楼には当初3つの開口部があったが、今残るのはひとつのみで、ジャック・ヤンケル (Jacques Yankel）のステンドグラスで飾られている。

塔からは村と谷を見渡せるパノラマが広がる
村と谷を見渡す素晴らしいパノラマが広がる王妃ジャンヌ（la Reine Jeanne）の塔。この塔には中世の時代、レ・グラ（les Gras）を渡ってユゼルシュ（Uzer）に向かう道を監視するための見張りが配備されていた。塔の名は16世紀後半、個性派として知られた女性ジャンヌ・ドゥ・バラジュック（Jeanne de Balazuc）にちなんだもので、彼女の思い出はバ・ヴィヴァレ（Bas-Vivarais）の気風にも長い間影響を与えた。

ハイタカの紋章を探してみよう
城壁の外にある墓所のチャペルは、13世紀の終わりからヴィヴィエ（ Viviers）司教の直接の管轄下にあった。バラジュック（Balazuc）では、信者であるかないかは司教と領主を分けるものであった。破損した門の上の紋章は鷹の一種、ハイタカ（エベルヴィエ）で、これは1300年当時、バラジュック候（le Sire de Balazuc）がギヨーム・デ・エペルヴィエ（Guillaume des Éperviers）と呼ばれていたことに由来している。