ワインとチーズ巡りのためのカタカナ・フランス語講座 第10回目
(こんにちは)
「AFL フランス語学校」のダニエルです。日本の方々も大好きなボージョレ・ヌーボー。
今年のボージョレ・ヌーボーの
日本での解禁日は11月21日ですね!
通常のワインは常温で飲むのが美味しいと言われていますが、
フレッシュが売りのボージョレは、
やや冷やして飲む方が美味しんですよ!
今年のボージョレはどんな出来か楽しみですね!
さて、今回もイスマエル先生と
フランス語講座を楽しんでくださいね。
ご機嫌いかがですか?イスマエルです。
第10回の講座は“ボージョレ・ヌーボーは旬のワインか?
ワインに旬はあるか?” です。
ブルゴーニュ地方の南部にあるボージョレは、
なだらかな丘陵地帯で、
その名は、「美しい高台」を意味する
ボージュ(Beaujeu)に由来しています。
赤ワイン、ロゼワインは「ガメ種」からつくられていて、
黒ぶどう(ガメ種)との相性が非常によい土地です。
是非一度現地で手作りワインを堪能してみてください!
では、もう少しボージョレ・ヌーボーの話をしましょう。
フランスでは、11 月のある日から、
「Le Beaujolais Nouveau vient d ’arriver」とか「Le Beaujolais Nouveau est arrivé」
という文字があちこちで踊るようになります。
日本風にいえば、
日本風にいえば、
「ボージョレ・ヌーボーが来るぞ、来るぞ、来たー!」
という感じでしょうか。フランスではAOC の格付けをもつ銘柄ワインの販売が
解禁されるのは12 月から。
ところが、ボージョレ・ヌーボーは、それより1 週間以上も早く、
1 1 月の第3 木曜日午前0 時に解禁されます。
これが定められたのは、意外に最近のことで1 9 8 5 年。
全世界に適用されるこの規定のおかげで、日本のワイン好きは、フランス人より早く
ボージョレ・ヌーボーのフレッシュな香りと味を楽しめるのです。
ボージョレ・ヌーボーは、
その年のブドウの
でき具合を確かめる意味も
ありますし、また、
今年もこれから一年
ワインを楽しめるぞ、
という景気づけ、
縁起物の側面もあります。
縁起物といっても、
ボージョレ・ヌーボーが
素晴らしいワインであることに
違いはありません。
その年のブドウの
でき具合を確かめる意味も
ありますし、また、
今年もこれから一年
ワインを楽しめるぞ、
という景気づけ、
縁起物の側面もあります。
縁起物といっても、
ボージョレ・ヌーボーが
素晴らしいワインであることに
違いはありません。
その秘密は、なんといっても、
「マセラシオン・カルボニック( m a c é r a t i o n c a r b o n i q u e ): 炭酸ガス浸漬法」
という醸造法にあります。
ワインの作り方というと、「素足でブドウを踏んで、果汁を絞り発酵させる」
という光景が浮かぶかもしれません。ところがボージョレ・ヌーボーは、
つぶさずにブドウの房をそのまま発酵槽( c u v e d e f e r m e n t a t i o n )に入れて密閉し、
炭酸ガスの多い環境のなかで4 日間程度発酵させます。
炭酸ガスのおかげで皮付きのままでもブドウの成分が抽出され発酵するのです。
その結果、渋み( t a n i n s )の少ない、フルーティでのど越しのよいワインができ上がります。
そのかわり、ほかのワインと違って、貯蔵し熟成するということはできず
6 カ月以内に飲み切らなければなりません。
「マセラシオン・カルボニック( m a c é r a t i o n c a r b o n i q u e ): 炭酸ガス浸漬法」
という醸造法にあります。
ワインの作り方というと、「素足でブドウを踏んで、果汁を絞り発酵させる」
という光景が浮かぶかもしれません。ところがボージョレ・ヌーボーは、
つぶさずにブドウの房をそのまま発酵槽( c u v e d e f e r m e n t a t i o n )に入れて密閉し、
炭酸ガスの多い環境のなかで4 日間程度発酵させます。
炭酸ガスのおかげで皮付きのままでもブドウの成分が抽出され発酵するのです。
その結果、渋み( t a n i n s )の少ない、フルーティでのど越しのよいワインができ上がります。
そのかわり、ほかのワインと違って、貯蔵し熟成するということはできず
6 カ月以内に飲み切らなければなりません。
タンニンも少ない、熟成もしないため、ボージョレ・ヌーボーの味は
ほとんど酵母( l e v u r e s )が決めてしまいます。
反対に、使う酵母を選べば味をアレンジすることができます。
もともと、ボージョレ・ヌーボーは、
バナナやリンゴを感じさせるアミル系の香りや味が特徴です。
そのため、「ボージョレ・ヌーボー= バナナの味」というイメージが定着していました。
ところが最近では、酵母をより精密に選択して、
アミル味より一層フルーティな果実の味を強調したワインづくりをする傾向があります。
解禁日はもちろん大騒ぎです。
デパートでは目立つところに専用の売り場が設けられ、
レストランやバー、カフェでも、2 週間くらいは
例の文句を大きな文字で書いたパネルやポスターを出し、
メニューにも載せます。
もちろん酒屋さんは書き入れ時。
普段はお金のない学生も、安く酔っ払ういいチャンスとみて、
ここぞとばかりボージョレ・ヌーボーを
注文することになります。
とはいえ、近年は生産の半分がアジア
( 主に日本と韓国、そして中国)に輸出されてしまいます。
というわけで、全世界で、
11 月のボージョレ・ヌーボー解禁をフランスと同様に
楽しむ人たちが増えているのです。
なかでも時差のおかげで
日本人は真っ先に楽しむチャンスに恵まれています。
デパートでは目立つところに専用の売り場が設けられ、
レストランやバー、カフェでも、2 週間くらいは
例の文句を大きな文字で書いたパネルやポスターを出し、
メニューにも載せます。
もちろん酒屋さんは書き入れ時。
普段はお金のない学生も、安く酔っ払ういいチャンスとみて、
ここぞとばかりボージョレ・ヌーボーを
注文することになります。
とはいえ、近年は生産の半分がアジア
( 主に日本と韓国、そして中国)に輸出されてしまいます。
というわけで、全世界で、
11 月のボージョレ・ヌーボー解禁をフランスと同様に
楽しむ人たちが増えているのです。
なかでも時差のおかげで
日本人は真っ先に楽しむチャンスに恵まれています。
ところでボージョレ・ヌーボーの美味しい飲み方。
原則としてワインの賞味温度は
アルコール分と同じにして飲むのがよいといわれています。
ですからボージョレ・ヌーボーは1 2 ℃ がお勧め。
相性の良い食べ物はハムやソーセージ、
パテなどのポーク系、
普段からよく一緒に合わせられます。
もう一つ、同じ秋の味覚、栗もよく合います。
原則としてワインの賞味温度は
アルコール分と同じにして飲むのがよいといわれています。
ですからボージョレ・ヌーボーは1 2 ℃ がお勧め。
相性の良い食べ物はハムやソーセージ、
パテなどのポーク系、
普段からよく一緒に合わせられます。
もう一つ、同じ秋の味覚、栗もよく合います。
ボージョレ・ヌーボーを楽しむ為の
会話のやり取りを見てみましょう!
- アラン:さて、飲んでみようか、今年のボージョレ・ヌーボー?
-
Alors, on le goûte, ce Beaujolais Nouveau? - エリコ:きっとバナナの味がしているでしょう。
-
Il a sûrement un goût de banane. - アラン:いや、それは決まり文句なんだ!年によって異なるよ。
-
Non, c’est un cliché! ça dépend des années. - エリコ:そうなの?
-
Ah bon? - アラン: そう。例えば、去年は桃の香りがしていた。
-
Oui. Par exemple, l’ année dernière, -
il avait plutôt un parfum de pêche. - エリコ:高かったから、買わなかったよ。
-
Je n’ en ai pas acheté car il était trop cher. - アラン:そう。病気と悪い天気のせいで、生産量が半減してしまった。
-
Oui, la production avait baissé de moitié à cause -
du mauvais temps et des maladies. - エリコ:それと一緒に食べるソーセージをだすわ。
-
Je sors le saucisson pour aller avec!
- きっと
-
Sûrement - ~によって異なる
-
ça dépend de / du / de la / des…
- たとえば
-
Par exemple… - のせいで
-
A cause de / du / de la / des… - と一緒に食べる/ 飲む/ と(服を)コーディネートする。
-
…pour aller avec - ~過ぎます
-
C’est trop…
次回は、
“地酒人気テイスティング”です。
お楽しみに!
“地酒人気テイスティング”です。
お楽しみに!
陽気なフランス人と
会話しませんか!