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アルザスの郷土料理

Cuisine locale d’ Alsace

ドイツとスイスに国境を接する、フランス北東部のアルザス地方。パリからは州都ストラスブールまで、TGVで約2時間半かかります。ライン川とヴォージュ山脈にはさまれたこの地域は、数奇な歴史をたどり、個性的な文化をかたちづくってきました。多くの住民が、フランス語と、ドイツ語の方言であるアルザス語の両方を話し、フランス国内でも独自のアイデンティティを持つと言われています。アルフォンス・ドーデの小説、『最後の授業』は、この地方が舞台です。
アルザス地方では、ドイツに大きな影響を受けながら、オリジナリティ溢れる食文化が育まれてきました。
有数のワイン産地であり、美しい「ワイン街道」は特に有名。リースリング、ゲヴュルツトラミネール、シルヴァーナーといったドイツ系のぶどう品種でつくられる、優雅な白ワインは、世界中から愛されています。
山の地方なので、やはり主役はお肉。シュークルット、タルト・フランベなどのほか、ジビエや、フォアグラのパテなど、おいしい料理の宝庫です。
チーズはマンステールというウォッシュチーズ。アルザスでは、クリスマスにクミン入りのスパイシーなマンステールを食べる習慣があります。
今回ご紹介するアルザスの郷土料理には、ぜひ、アルザスの白ワインを合わせてみてください。きりっとひきしまって、それでいて華やかなアルザスワインは、やみつきになること請け合いです。

アルザス風サラダ
アルザス風サラダ

ソーセージと、たっぷりのチーズをのせて。ボリューム満点なのが、アルザス風です。

フラムクーシュ
フラムクーシュ(Flammekueche)

アルザス風のピザです。タルト・フランベとも呼ばれます。具はタマネギとベーコン、名産のチーズ「フロマージュブラン」でつくるシンプルなものが定番。果物をのせた、デザート感覚のフラムクーシュも人気があります。
前菜やおつまみに最適な、アルザス風のピザ。シンプルで、飽きのこない味わいです。

シュークルット アルザシアン
シュークルット アルザシアン(Choucroute Alsacienne)

乳酸発酵をさせたキャベツそのものを指すこともありますが、これをソーセージや肉類と合わせて煮込んだ料理が一般的です。ボリュームのあるメインディッシュです。
アルザスの家庭の味。日本で言えばおでんのような、ほっとする煮込み料理です。

クグロフ(Kouglof)

クグロフ型と呼ばれる独特の型に、ドライフルーツやナッツ、ブリオッシュ風の生地を入れて焼き上げたお菓子。マリー・アントワネットの大好物だったことでも知られています。