ワインとチーズ巡りのためのカタカナ・フランス語講座 第2回目
フランスは話してなんぼの国、片言でもしゃべって互いに盛り上がろう
(こんにちは)
「ALF フランス語学校」のダニエルです。
さて今回もカタカナ de フォンセの
プチレッスンを楽しんでくださいね!
Petite(プチ)ってフランス語なんですよ。
ご存知でしたか?
さて、今月の旅のフランス語の意味ですが…
- Cette tarte tatin est a tomber par terre! ってどういう意味?
-
Cette tarte tatin est à tomber par terre!
日本語にすると、「このタルトタタンは気絶するほどおいしい!」です。 -
「タルトタタン」は100年ほど前の
ラモット・ブーヴロン(Lamotte-Beuvron)で
小さなホテルを経営していた
タタン姉妹の失敗から生まれました。
姉妹がタルトのために、
りんごをバターと砂糖で炒めていたところ、
炒めすぎてしまい、失敗を取り返そうと、
りんごの入ったフライパンの上に
タルト生地をのせ、そのままオーブンへ入れた。 -
そうしたら意外や意外、下にたまった砂糖がりんごにしみて、
アメ色の香ばしいタルトになったなど、失敗には諸説あります。
ともあれ、「タルトタタン」は各地に伝わり、今では
フランス中のケーキ屋さん、レストラン、家庭で頻繁に作られるようになりました。 -
どんな罰ゲームに普通タルトは生地の上にリンゴをのせて
焼きますが、“タルト生地をりんごに載せて焼き、
最後にお皿の上にひっくりかえすという
タルトタタンの独特な作り方” と、
“美味しいものを食べてびっくりして倒れる” の
2つをかけたエスプリのきいた表現といえるのです。
お客さんの機転を効かせた料理への感想で、
店が活気づくんですね!!
皆さんもぜひ旅先のレストランで積極的に
フランス語を話してみては?
今回はそんなシチュエーションにピッタリなテーマです。
それでは、今回もイスマエル先生と気軽に
カタカナでフランス語を楽しんでみましょう!
またお会いしましたね!
イスマエルです。
さて、第2回の講座は“料理をほめる” です。
日本人は、あまり料理をほめたりすることをしませんが、
フランス人は料理に関して言葉を交わす事が
大好きな国民です。
さて、フランス人はどのように料理をほめるのか
学んでみましょう。
レストランで料理がおいしかったら、ほめましょう。
もちろん表情だけでもよいのですが、
なんといっても、フランス人は、言葉を交わすことが大好きな国民、
場合によっては口喧嘩やののしったりすることも
社交の重要な一部という人たちなのです。
ですから、あなたの気持ちを、一言でも二言でも
「おいしい」という言葉にすれば、態度ががらりと変わることもざらです。
よいレストランになればなるほど、
シェフはもちろんサービス係も、
プロフェッショナルとしての自覚をもっています。
彼らは店の料理にもサービスにも誇りをもっていて、
客が評価してくれるのを望んでいるのです。
言葉があまり話せない外国人からは、
フランス人のサービス係は愛想がないといわれます。
確かに、彼らは客に過剰に媚びることはありません。
ですが愛想がないのは、客とのコミュニケーションが
もてなくて欲求不満に陥っている場合が多いのです。
サービス係の仕事のうちには、
メニューを説明することが含まれています。
彼らは、お客の選択に親身なってアドバイスし、
お客の望みをかなえることに喜びを感じます。
そのような仕事ができず不機嫌に見えるのです。
レストランによっては、客の大半の食事が終わり、厨房が落ち着いてくると、
シェフが客のテーブルを回り合い挨拶をすることがあります。
とくにオーナーシェフのレストランでは多いようです。
そのとき、「おいしい」ということはもちろんですが、
さらに、なにがしかの評価や質問をすると、
シェフは喜びますし、
料理に関する知識を教えてくることもあるでしょう。
小さなレストランで、厨房の人手が少なくシェフが挨拶に出られないこともあります。
そのときはサービス係に「おいしかったとシェフに伝えてください」と頼みましょう。
もちろん、料理に満足できなければ、そう言えばいいし、チップも残さなくてもいいのです。
では、料理のほめかたをサービス係と
お客さんの会話から学んでみましょう!
- サービス係:お下げしてよろしいですか。
食事は気に入っていただけましたでしょうか。 -
Je peux débarrasser? Le repas vous a plu? - サトル:ええ、ありがとう。たいへんおいしくいただきました。
-
Oui merci. Nous nous sommes bien régalés. - ユ リ:これは材料に何を使っているのですか?
-
Quels sont les ingrédients de ce plat? - サービス係:はい、クリームはトリュフ風味です。
ジュはクルミのリキュールの香りを効かせています。 La crème est à la truffe et le jus est à la liqueur de noix. - ユ リ:申し分ないお味でした。
-
C’ était impeccable. - サービス係:ありがとうございます。コーヒーはいかがですか。
-
Merci beaucoup. Vous voulez un café? - サトル:いいえ、結構です。会計をお願いします。
-
Non merci. L’ addition, s’il vous plaît. - サービス係:ここの食後酒を少し試してみませんか。
シェフからです。 Vous voulez goûter un petit digestif de la région?
C’ est de la part du chef. - サトル:喜んで。
-
Avec plaisir! - ユ リ:シェフにありがとうと伝えてください。
たいへんおいしくいただきました。 -
Dites au chef merci de notre part.
Nous nous sommes bien régalés. - サービス係:承知いたしました。
フランス滞在が素晴らしいものなるといいですね。 Bien entendu. Je vous souhaite un bon séjour en France.
- たいへんおいしくいただきました。
Nous nous sommes bien régalés.
- お腹一杯です。
J’ ai bien mangé.
- 逸品の料理でした。(一流レストランで)
Le repas était excellent.
- 大変おいしい食事でした。
Le repas était très bien.
- とてもおいしかったです。
C’ était très bon.
- すごくおいしかったです。
C’ était délicieux.
- 深い味わいでした。
C’ était succulent.
- 洗練されたお味でした。
C’ était exquis.
- 申し分ないお味でした。
C’ était impeccable.
- 繊細なお味でした。
C’ était très fin.
- 特殊な味ですね。
C’ était assez spécial.
次回は、
“女性にお酌をさせるのは厳禁、手酌はOK?”
です。お楽しみに!
陽気なフランス人と
会話しませんか!